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深川の長屋で独り暮らしのお絹。三年前までは、松前藩家老の妻だったが、夫を殺され息子勇馬は行方不明。小間物の行商をして、勇馬を探し続けている。商いを通じて、同心の持田、茶酌娘などと親交を深めるうち、様々な事件に巻き込まれ、それぞれの悩みに共感し奔走するが…。船宿の不良娘と質屋のどら息子の逃避行、茶酌娘の縁談、そしてお絹に芽生えた静かな愛。下町の人情が胸に染みる時代小説。
短編六作の連作という体裁ですが、実際は長編で章立てと思ったほうが良いと思います。
何となく裏のありそうな夫の死と息子の失踪を縦糸に、お絹の身近で起きる親子や恋人同士の争い事の相談に乗りながら、何とか問題を解決しながら物語は進んでいきます。
そのうちに失踪した息子が見つかり話は急展開するのです。
少々話の設定や展開が乱暴に感じる点が無きにしも非ずだし、私が一番好きな「髪結い伊三次捕物余話シリーズ」程の余韻はありません。
しかし、それでも宇江佐真理という作家の紡ぎだす話は読み手の心を癒してくれるのです。

コメント
宇江佐真理の様な江戸情話は大好きです!
この人のも何冊か読んでます。
ほっこり暖かくなるような話が何ともイイですよね~
そんな人情時代小説傑作選で
池波正太郎、宇江佐真理、乙川優三郎、北原亜以子、村上元三の短編集「世話焼き長屋」
と言うのを読んだんですが・・・
読みましたか?
それぞれ作者によって違うタッチの暖かさがあって面白かったです。
とにかく、人情物は大好きです[絵文字:v-221]
> 宇江佐真理の様な江戸情話は大好きです!
> この人のも何冊か読んでます。
> ほっこり暖かくなるような話が何ともイイですよね~
>
> そんな人情時代小説傑作選で
> 池波正太郎、宇江佐真理、乙川優三郎、北原亜以子、村上元三の短編集「世話焼き長屋」
> と言うのを読んだんですが・・・
> 読みましたか?
> それぞれ作者によって違うタッチの暖かさがあって面白かったです。
>
> とにかく、人情物は大好きです[絵文字:v-221]
いつもありがとう。
「世話焼き長屋」はまだ読んでないね。
作者が皆高名で面白い作品を書いている人たちなので、本書もさぞ面白いでしょう。
読んでみたいね。
宇江佐真理の「髪結いの伊三次」シリーズは読んだ?
特にこのシリーズは私が一番好きな作品です。