リンク
今をときめくお狂言師の歌吉は隠密の手駒も務める。踊りを披露したこともある将軍家慶の養女精姫の嫁ぎ先として名の挙がる井伊家と有馬家の使者が、心中に見せかけて殺された。男は井伊家御用達の畳表問屋堺屋の跡取りで、歌吉を小鋸で斬りつけたお糸のもと許嫁。因縁のお糸から事情を探れという密命が。(「BOOK」データベースより)
このシリーズも三作目となり、エンターテインメント性も増しているこのシリーズは、今実に読み応えのある作品です。
三作目ともなると、舞踊の世界の描写も少なめになり、事件性の方が主になってきています。
「お狂言師」や、「舞踊」といった特殊な世界についての説明はこれまでで十分になされていますので、この流れは当然でしょう。しかし、物語の基礎には舞踊の世界が横たわっているのですから、話の世界観、雰囲気はそのままです。
本作ではお吉はの活躍は控えめで、公儀隠密の日向新吾の働きが中心です。
将軍家の精姫様の輿入れをめぐり、回避したいとする派と、受け入れるべきだという派とが対立しているのです。
お狂言師という職業を据えエンターテインメント性豊かな物語を紡ぎ出すのですからこの作家の筆力は見事です。
本シリーズは各巻毎に話は独立していますから個々に読んでも面白く読めるでしょうが、やはり、これまでの話を前提にして筋立ても進んでいきますので、順に読んだ方が面白さは増すでしょう。

コメント
現代人が江戸の物語をつづる、読み手を江戸の時代にタイムスリップさせてくれる。
出来れば実際にタイムスリップしてみたい。できれば江戸時代がいい。鎌倉時代、平安時代、縄文時代、恐竜時代、どの時代よりも
江戸時代にタイムスリップをしてみたい。
長屋の部屋には物が無い、着替えの着物は有るの?物のない生活はどうなんだろうか、
日曜日天気がいいのでちょっと歩いてきます。