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水雷屯 信太郎人情始末帖


「水雷屯」とは占いでいう多事多難の相。子持ちの後家と恋仲になって実家の呉服太物店から勘当中の信太郎は、ある時義兄・庄二郎から相談を持ちかけられた。なんと妾宅で手形を奪われ、妾も行方不明だという。頼った占いでも「水雷屯」の相が出て―信太郎は義兄を窮地から救えるのか?好評シリーズ第2弾。(「BOOK」データベースより)


本書は「水雷屯(すいらいちゅん)」「ほうき星の夜」「前触れ火事」「外面(げめん)」「うぐいす屋敷」の五編が収められている連作短編集で、このシリーズの二作目です。

世の中は黒船が来て、吉原の火も消えたようになっています。そうした中、本書ではおぬいに子ができます。

つまり、これまで煮え切らずにいた信太郎もおぬいとの関係をきちんとすべき時が来て、今後の二人の仲がどんなになっていくのか関心がわいてきます。

本書は捕物帳ではあっても、信太郎が探索に走り回ったりするすがたはまずありません。ただ、ひたすらに悩み、そんな中で回りで巻き起こる問題を解決していきます。

このシリーズの主体はあくまで信太郎とおぬいとの生活であり、その周りの人たちの暮らしであると思います。

そんな人たちの暮らしが描かれていくことになるのでしょう。

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