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高さ100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上とそれを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、日々の勤めは平穏ではない―第2回創元SF短編賞受賞の表題作にはじまる全4編。奇怪な造語に彩られた異形の未来が読者の前に立ち現れる。日本SF大賞受賞作、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)
「皆勤の徒」「洞(うつお)の街」「泥海(なずみ)の浮き城」「百々似(ももんじ)隊商」という全四編の、中編ともいえそうな長さを持った短編から成っています。
この本は私の感覚とは相いれませんでした。
第一話「皆勤の徒」を読み通すことができずに投げ出してしまったのです。
ところが、一応「あとがき」を読んだところ、表題作を途中で投げ出した人は四作目の「百々似隊商」を先に読めとありました。
さすがの大森望氏であり、この作者の感覚を受け入れることができない人が多く居ることを予測していたと思われます。
結局、その通りに四作目「百々似隊商」、一作目「皆勤の徒」と読み終えましたが、結局三作目「洞の街」で投げでしてしまうことになりました。
こうなると、日本SF大賞を受賞した作品だとしても、この作者と私との感性が合わないという他ありません。
残念です。何年か経ってまた読んでみるかもしれませんが、ここしばらくはこの作者からは遠ざかろうかと思います。

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