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いくさ中間 | 水田 勁


深川は門前仲町の芸者置屋「紀之屋」の玉吉は、何者かに襲われ息絶えようとする浪人から、この金を娘に、と託される。届けに行った先で出会ったのは、たった十歳で天涯孤独になってしまった娘、ちづ。玉吉はかつて御家人だった頃に失った自分の娘とちづを重ね、浪人が殺された理由を調べ始める。その裏には、奉行所も頭を悩ませるある事件がからんでいるのだった…。苛烈な過去を持つがゆえに心優しき幇間が江戸を奔る、シリーズ第二弾。書き下ろし長編時代小説。(「BOOK」データベースより)


今回は幇間としての玉吉は影をひそめています。遊び人が好奇心から事件の背景を探る、という設定でもいける程です。

しかし、たまに主人公玉吉の過去が垣間見え、やはり玉吉の物語ではあります。その玉吉の過去が少しずつ見えてくる点でも読み手としてはその後の展開に期待が持てます。

この作家については何も分かりませんが、なかなかにテンポの良い文体で、とても気持ち良く読むことが出来ます。続刊が出るのが待ち遠しいほどです。

コメント

  1. moko より:

    この手の本は、私が好きそうな感じです。
    テンポがイイ!リズムが心地よい!説明が簡潔で小気味よい!
    もう言う事ありませんね~[絵文字:v-221]
    ところで、この作家を知らないのですが・・・
    名前は何と読むのですか?ケイ?キョウ?ツヨシ??
    私って漢字があまり得意ではないので、他にも読めない作者や題が・・・(私だけかなあ~??)
    私みたいな人のために難しそうなのには、ふりがなをふってほしいんだけど[絵文字:v-9]
    「読んだ屋」面白いですよ~!

  2. 雑読者 より:

    コメント有難う。
    水田勁はミズタケイと読むらしいです。
    「テンポの良い文体」とは書いたけど少々私の言葉足らずで、決して前巻の「幇間」という言葉から感じそうなコミカルな小説ではありませんからご注意を。
    どちらかというと軽いハードボイルドと言ってもいいほどで、物語も明るいものではありません。
    でも、読んでいて小気味いいんだよね。
    私の好みにピッタリでした。
    「読んだ屋」本棟もこれからゆっくりと増やしていくので長い目で見てやってください。