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道尾 秀介 笑うハーレキン


ホームレス家具屋東口。その男のもとにある日突然弟子志願の若い女が現れ、ホームレスたちとの奇妙な共同生活が始まる。

文字どおりの”疫病神”に付きまとわれている東口は、ある日奇妙な本棚修復の依頼を受ける。仕事、仕事で結局は会社を失い、更には子供まで死なせてしまった男、東口の回生の物語。


この作家はまだ2冊しか読んでいないのではっきりとは言えないのだけれど、作風は決して明るくはない感じがします。

一応本書も未来志向と言っても間違いではないのだけれど、どうもその未来がバラ色を感じさせないのです。

物語としては、巧妙に張られている伏線が終盤生きてきて話の展開が良く練られていて、面白い作品です。ただ、派手なアクションといった展開とは無縁のお話なので、その手の物語を期待している人には向きませんね。

でも、主人公の回生の物語として楽しめば十分に楽しめると思います。

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