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真夏の方程式 | 東野圭吾


夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。(「BOOK」データベースより)


やはり、さすが東野圭吾作品というべき、ガリレオシリーズ第6弾です。

湯川は、この町に来る時に乘ってきた列車で一緒になった恭平少年の伯母さんが経営する宿に泊まっていましたが、翌日、その宿の宿泊客が死体で見つかります。

この町で開かれた玻璃ヶ浦の開発の説明会に参加するために来ていた湯川でしたが、殺されたのが同じ宿の宿泊客であったために事件の解明に挑むことになります。

本書では、湯川と恭平少年との心の触れ合いが描かれており、それが本書の特徴の一つにもなっています。

風光明媚な玻璃ヶ浦とその自然を壊しかねない開発問題という大きな問題もさることながら湯川と恭平少年の交流こそがテーマだと思われるのです。

本書は、このシリーズの他の作品とは何となく印象が異なります。それは恭平少年の存在があるからでしょう。

物語としてはとてもせつなさの漂う話ですが、少年との交流が救いになっています。

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