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永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため…。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。(「BOOK」データベースより)
主人公の小沼信次が恋人のみち子と共に、ときには別々に過去へタイムスリップし、小沼信次の父親の生き様を知る、という物語です。
これまで読んできたこの作家の作品で感じた人情味にあふれた文章で、主人公とその恋人のことが語られるのですが、過去に戻るたびに少しずつ、父親の真実が見えてきます。
常に反発しか感じてこなかった父の実像に迫っていくときに主人公が感じる思いは複雑です。
先に映画を見ていたので、映画の印象を持って読み始めたのですが、やはり原作はまた違っていました。
また私が読んだ「特別版」と書かれた新刊書には、「『地下鉄(メトロ)に乗って』縁起」と題されたあとがき風のエッセイがあり、そこにはこの物語は浅田次郎の私小説に近いものだとありました。
ただ、このエッセイが文庫版にも収録されているのかは確認できませんでした。

コメント
浅田作品の「ポッポや、鉄道員」「壬生義士伝」そしておすすめの「輪違屋糸里」を読み進めていてすごい作家と感じています。
中野周辺の地形はアップダウンがあるので変化が楽しめます。先日旅行の仕事先は方南町に近い場所のお客様です。
両親は戦前東中野の日本閣で結婚式を挙げています。
今はその日本閣は無くなっているようです。
私は教会で結婚式を挙げ、新婚旅行は伊豆半島に行きました。昭和42年5月です。
> 浅田作品の「ポッポや、鉄道員」「壬生義士伝」そしておすすめの「輪違屋糸里」を読み進めていてすごい作家と感じています。
面白い作品を書く作家さんですね。
読めば読むほどに引き込まれています。
あれ?「地下鉄(メトロ)に乗って」の本は回さなかったですか?
私も読みましたよ~もちろん映画も観ました。
感動作品でした!
じんわりきます[絵文字:v-408]
> あれ?「地下鉄(メトロ)に乗って」の本は回さなかったですか?
はい。
来てません。
「特別版」だったのかな。
ここを見逃すとちょっとおしい。
> 私も読みましたよ~もちろん映画も観ました。
> 感動作品でした!
> じんわりきます[絵文字:v-408]
同感です。