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若殿八方破れ 7 岡山の闇烏 | 鈴木英治


周防国で何者かに毒を盛られて倒れた真田俊介。辛くも一命を取り留めたが、なんと目が見えなくなってしまった。名医の噂を聞いた一行は岡山に入り、俊介は目の治療を受け始める。ここ岡山では藩主池田内蔵頭の命をつけ狙う者が暗躍し、池田家秘蔵の名刀大包平が盗まれるなど不穏な動きが。名医参啓も何者かに襲われ、深傷を負ってしまう。好漢俊介、目は見えずとも、悪を斬る!


今回の若様は、前回毒を盛られて見えなくなった眼を治療するために岡山の名医のところへと向かいます。

何とか治療を始め、事態は好転するかと思われますが、ここ岡山では藩主池田内蔵頭を亡きものにしようとする動きがあり、やはりその騒動に巻き込まれてしまいます。

一方、宿敵似鳥幹之丞も俊介の命を狙って暗躍しており、目の見えない若様真田俊介は窮地に追い込まれるのです。

相変わらずのファンタジーです。

貧窮している筈の藩の内情にも拘らず藩主池田内蔵頭は多額の謝金を払ったり、俊介を手助けする忍びと思われる弥八は俊介を背負いながらも長距離を走り抜き、塀を飛び越え石垣を走り登ります。

いくらなんでもそれはないだろうと思うのですが、まあ、それも一興で楽しく読めればそれで良いかと割り切って読みましょう。その点を除けば実に楽しく、軽く読める本です。

前回の六作目の「萩の逃れ路」でも書いたように、気楽中の気楽本として読むべき本なのでしょう。

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