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海路で長州の国府、長府に入った俊介一行。宿場目指して歩いていると不審な動きをする男に会う。見ると男の月代には深々と一本の釘が刺さっており、俊介の腕の中で息絶えた。翌日、名刹功山寺を訪れた一行は、侍十人に襲われる二人の幼い姉妹を助ける。聞けば二人は、前日殺された男が番頭をつとめていた廻船問屋の大店、若松屋の娘であるという。俊介は姉妹を萩まで逃がす決意をするが…。傑作廻国活劇第六巻。(「BOOK」データベースより)
前巻で目的地筑後久留米に着き、おきみの母親のための薬も手に入れ、長州まで戻ってきた俊介一行は、そこで釘で頭を刺され殺された男の最後をを看取る。翌日侍に襲われている二人の姉妹を助け、迷いながらも俊介は二人を萩まで送って行くことになった。
相変わらず作家の息抜きで書いているような、悪く言えば安易な状況設定の話が続きます。
俊介は二人の姉妹を庇護することになるのですが、本シリーズがもともとそういうものだとはいえ、剣の達人とはいえ十人という相手に対し一人で立ち向かったり、投げものの使い手に対し脇差しで対抗し全てをたたき落としたりと、この巻は少々荒唐無稽が過ぎるような気がしないでもありません。
筋立てもまたありそうで明確なものではなく、作者の息抜きのファンタジーと言われても仕方がないと思われます。
まあ、気楽中の気楽本と言えるでしょうか。

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