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予備校講師を務めている酒井勝一には、異端の歴史研究家だった祖父がいた。名を、酒井勝軍。日本人とユダヤ人が同祖であるという説を唱えた先駆け的存在である。祖父が遺した手帳がきっかけで興味を持ち浦島伝説発祥の地に向かう計画を立てた勝一は、恐ろしい陰謀と暗闘に巻き込まれていく…。膨大な資料と奔放な想像力を駆使した、超古代伝奇エンタテインメントの傑作。(「BOOK」データベースより)
伝奇小説の典型的な物語ではあるのだけれど、私の感覚には全くと言って良いほど響かなかった。
テーマは面白そうなのです。しかし、半村良の「産霊山秘録」などを持ち出すまでもないのだろうけど、なにせ文章も構成もあまりにリアリティーが無いと感じてしまったのです。
もとより、内容が法螺話なので本来の意味でのリアリティーなどある筈もないのではあるけれど、法螺話は法螺話の世界での整合性を持って欲しいのです。でないと感情移入できません。
本書も途中で何度投げ出そうと思ったかわかりませんが、とにかく読了しました。
帯に高橋克彦氏の推薦文があり「未熟な読者は要らない」とありましたが、私もその未熟な読者の一人のようです。
こうした本も私の好みに合わないだけで好きな人もいるのでしょうから、否定はしません。ただ、私の感覚には合いませんでした。

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