Categories: 鈴木 英治

陽炎時雨 幻の剣 – 歯のない男 | 鈴木 英治


剣術道場の一人娘・七緒は、嫁入り前のお年頃。耄碌のはじまった祖父の秋重治左衛門のもと、師範代として稽古をつける日々。町のやくざ者を懲らしめる、剣の腕と好奇心の持ち主でもある。ある日、道場の門前に男が行き倒れていた。ただの空腹だったというその男は、七緒や門人たちの前で、からくり人形を操り出すのだが…。


新シリーズです。

本書は全ての歯を抜かれた死体を検分する和倉信兵衛の場面から始まります。続けてまた全ての歯を抜かれた人殺しが起こり、和倉信兵衛は更なる探索を続けます

一方、七緒の道場の前で生き倒れていた男を介抱した七緒はその男の身元を探ることにります。

本書も鈴木英治作品らしく、読み易く、キャラも立っていて、それなりの面白さはありそうでした。

しかし、本書で設けられている謎にはかなり無理があり、とても話について行けませんでした。また結末も安易としか思えず、この作家らしくない纏め方という印象しかありません。

でも、鈴木英治という作家が書いているのですから、次の巻からはまた面白い物語が展開することでしょう。

続巻の展開に期待するしかないようです。

雑読者

熊本市在住の爺さん。 活字中毒の乱読、雑読派。 SF小説、冒険小説などを特に好む。 音楽はかつてのフォーク好き。洋楽はブラフォー、ビートルズ他。

Recent Posts

チョウセンアサガオの咲く夏 | 柚月 裕子

リンク 米崎地検の検事・佐方貞…

4年 ago

アキレウスの背中 | 長浦 京

リンク スポーツビジネスをめぐ…

4年 ago

ブラックガード | 木内 一裕

リンク 小学三年生の娘と二人暮…

4年 ago

冬の狩人 | 大沢在昌

リンク 3年前にH県で発生した…

4年 ago

ロータスコンフィデンシャル | 今野敏

リンク 外事一課の倉島は、「ゼ…

4年 ago

煉獄の獅子たち | 深町 秋生

リンク 関東最大の暴力団・東鞘…

5年 ago